MEO対策は自社でやるか、ツールを使うか、任せるか。判断の目安

街の地図の上に置いた店舗の模型と、紺色の位置ピン、方位磁針

この記事の結論

進め方を分けるのは「毎月続ける作業(投稿・口コミ返信・数字の確認)を誰が担うか」です。時間を確保できるなら自社運用かツールの利用、確保が難しい・複数店舗・広告やWebもまとめて見直したいなら委託が候補になります。一つに決めず、初期整備だけ任せて更新は自社で続ける組み合わせもあります。

この記事で確認できること

  • MEOで続ける四つの作業と、進め方の分かれ目
  • 自社運用・ツール・委託の比較と、選ぶための三つの問い
  • 委託の見積もりを比べるときに確かめる要素と、口コミの注意点

MEOで続ける作業は四つ

Googleマップで店舗を見つけてもらうための取り組みは、MEO(マップエンジン最適化)と呼ばれます。中心になるのは、店舗の情報をまとめたGoogleビジネスプロフィールです。やることを分けると、おおむね次の四つになります。

  1. 情報の整備店名、住所、営業時間、電話番号、サービス内容、写真などを正確に、探す人に分かりやすく登録する
  2. 投稿と写真の更新季節の案内、新しいメニュー、店内の様子などを継続して載せる
  3. 口コミへの返信いただいた口コミに、店舗として一件ずつ返信する
  4. 数字の確認表示された回数、電話やルート検索の回数などを見て、次にやることを決める

1は最初にまとめて行い、2〜4は毎月続ける作業です。進め方を選ぶときは、この「続ける作業」を誰が担うかが一番の分かれ目になります。

三つの進め方の比較

自社で運用する、ツールを使って自社で運用する、運用を会社に任せる。それぞれの特徴を表にまとめました。

MEOの三つの進め方の比較
確かめること自社で運用ツールを使って自社で運用運用を任せる
向いている店舗1店舗で、更新を担当できるスタッフがいる更新は自社でしたいが、作業や分析をまとめたい。複数店舗の管理を楽にしたい店舗の運営で手が回らない。広告やホームページも合わせて見直したい
店舗側の負担大きい。すべての作業と判断を自社で行う中くらい。作業は自社で行うが、手間の一部をツールが補う小さい。写真の提供や内容の確認など、判断が必要な部分が中心
費用の性質主に社内の人件費(作業時間)ツールの利用料と社内の作業時間運用の委託費。広告を出す場合は広告費が別にかかる
注意すること忙しい時期に更新が止まりやすい。数字の見方を身に付ける必要があるツールを入れても、使う人と時間を決めないと続かない任せきりにすると、店舗の実情と投稿の内容がずれることがある

どれを選ぶかの考え方

迷ったときは、次の三つの問いに順に答えてみてください。

毎月、更新や返信に使える時間を確保できるか
確保できるなら、自社運用かツールの利用から始められます。確保が難しいなら、任せる方法を検討します。
店舗は1店舗か、複数店舗か
複数店舗の場合、店舗ごとに担当を決めて同じ水準で続けるのは簡単ではありません。まとめて管理できるツールや、運用の委託が選択肢になります。
マップ以外の集客も一緒に見直したいか
広告やホームページも含めて見直したい場合は、それぞれを別々に頼むより、まとめて相談できる相手に任せた方が、数字の比較や改善の判断がしやすくなります。

最初から一つに決める必要はありません。たとえば、情報の整備だけを会社に任せ、その後の更新はツールを使って自社で続ける、という組み合わせもあります。

進め方を決める前のチェック表
確認すること「はい」の場合「いいえ」の場合
更新・返信を担当する人の名前を挙げられる自社運用・ツールの利用を検討委託か、担当を決めてから開始
月に何時間使えるかを決められる作業の範囲をその時間に合わせるまず初期整備だけを進める
店舗は2店舗以上ある店舗間で同じ水準を保つ方法を先に決める1店舗の運用の型から作る
広告・ホームページも見直したい数字をまとめて見られる体制を検討マップの運用から始める
プロフィールの管理権限が店舗側にあるそのまま進められる委託・ツール導入の前に権限を確認

任せる場合の費用が決まる要素

MEOの運用委託は、会社によって作業の範囲が大きく異なります。金額だけで比べると、含まれている作業の違いを見落としやすくなります。見積もりを比べるときは、次の要素がそれぞれ含まれているかを確かめてください。

  • 店舗数:1店舗あたりの費用か、まとめての費用か
  • 初期整備の範囲:情報の見直しやカテゴリー設定、写真の選定を含むか
  • 投稿の頻度:月に何回の投稿を行うか、原稿は誰が用意するか
  • 写真:撮影を含むか、店舗が用意した写真を使うか
  • 口コミへの返信:返信の代行を含むか、方針づくりだけか
  • 報告:レポートの頻度と内容、打ち合わせの有無
  • ほかの施策との連携:広告やホームページの改善を含むか

また、契約期間の縛りや、解約時にGoogleビジネスプロフィールの管理権限がどうなるかも、事前に確かめておきたい点です。プロフィールの持ち主は店舗であり、管理権限は店舗側が持っておくことをおすすめします。

口コミについて気を付けたいこと

口コミは、来店を考えている人が店舗を選ぶ大きな材料になります。一方で、口コミの集め方には注意が必要です。

Googleのポリシーでは、割引や特典、金銭などの見返りと引き換えに口コミを依頼することは禁止されています(Googleマップのユーザー投稿コンテンツに関するポリシー、Googleビジネスプロフィール ヘルプ)。また、「星五つでお願いします」のように評価を指定する依頼も、口コミの信頼性を損ねるため行いません。

ポリシーの内容は更新されることがあります。口コミの依頼方法を決める前に、上のGoogleの公式ページで最新の内容を確認してください。

無理に数を増やすより、評価の高低で相手を選ばず、利用したお客様に率直な感想をお願いする流れをつくること、いただいた口コミに丁寧に返信することが、長く続けられる方法です。

今日やること

  1. 毎月の更新・返信の担当者と、使える時間を書き出す
  2. Googleビジネスプロフィールの管理権限を誰が持っているかを確かめる
  3. 店舗集客現状チェックで、情報の整備が済んでいるかを確認する

出典・編集方針

  • この記事は、MEOの進め方を選ぶための確認項目を、Akatsuki編集部が整理したものです。表示順位や効果の数値は扱っていません。
  • 口コミに関する規則はGoogleのポリシーが基準です。本記事は規則のすべてを要約するものではないため、運用を決める前に最新の公式情報を確認してください。

一次情報(外部サイト)

記事の作り方と訂正の方針は編集方針にまとめています。

執筆

Akatsuki編集部 株式会社Akatsukiの編集担当です。店舗集客、広告・Web改善、AI活用について、判断に役立つ考え方と確認項目を届けます。

次に読む

このテーマの実践ガイド はじめての店舗集客:現状把握から改善まで 地図で見つけてもらい、Webで確かめてもらい、予約・来店につなぐ。店舗集客の全体像と、手を付ける順番を五つのステップで整理します。

Consultation

店舗の集客状況を、
一緒に確かめます。

店舗名と地域、今の運用の状況をお知らせください。自社で続ける方法も含めて、合う進め方を一緒に考えます。