Google広告の検索語句はどこまで除外する?判断・設定・見直しの手順

机の上で検索語句を表す白いカードを四つの色に分けて確認する担当者の手元の生成イメージ
生成画像によるイメージです。生成AIで作成した架空の場面であり、実在の会社や人物、実際の予約画面・検索結果・分析画面ではありません。

この記事の結論

Google広告の検索語句を除外するかどうかは、コンバージョンが0件という理由だけで決めません。先に、自社が扱う商材・対象者・地域・価格の考え方・提供できない条件を書き出し、検索語句の一覧は同じ条件で書き写します。受付の台帳で分かることは「実測で0件・未確認・紐付けできない」に書き分け、1行ずつ、A残す・B除外候補・C保留・D先に広告文やページや受付を直す、のうち主な状態を1つだけ付けて、理由・次の担当・期限を書きます。除外するときは、候補の検索語句と除外する文字列を別の欄に書き、マッチタイプと必要な最小の範囲を決め、範囲に応じた人の承認を取ってから入れます。変更前の控え・変更票・実際の設定を照合し、明らかな誤除外は見直しの日を待たずに担当へ確認して当該の変更だけを戻します。7日後は反映と不具合、28日後は同じ条件で費用と受付の有効な相談を並べて見直し、費用の減少だけで成功とせず、原因も言い切りません。

この記事で確認できること

  • コンバージョン0件だけで除外しない理由、自社の条件表、受付の「実測で0件・未確認・紐付けできない」の書き分け、A・B・C・Dの4つの状態と迷いやすい12の語句の型
  • 候補の検索語句と除外する文字列の区別、4つの入れ先と承認、担当不在・同時の変更・古い共有リスト・新しい商材・季節の終わりの再判断、変更後の照合と戻す範囲
  • 代理店への依頼文と承認文、架空の4業態と12行の判断票、7日後と28日後の見直し、登録不要の20項目の点検表と判断票・変更票

結論:コンバージョンが0件という理由だけで、検索語句を除外しない

Google広告の検索語句の一覧を開くと、「この語句は関係なさそうだ」「この語句はクリックだけで問い合わせがない」と感じる行がいくつも見つかります。そのまま除外キーワードに入れたくなりますが、先にお伝えしたい結論は一つです。コンバージョンが0件という理由だけで、その場で除外しないことです。

除外キーワードは、広告が表示される範囲を狭める設定です。無関係な検索への表示を止められる一方で、登録の仕方や範囲を誤ると、本来届けたい人の検索まで止めてしまいます。しかも、表示されなくなった検索は、その後の検索語句の一覧にも現れにくくなるため、止めすぎたことに気付くきっかけが減ります。だからこそ、除外は「迷ったら保留」を基本にし、判断の理由・担当・範囲・元の設定を記録してから進めるのが安全です。

この記事では、除外するかどうか迷う検索語句1行について、誤って除外しないように判断し、担当者へ渡し、設定が変わったことを確かめるまでの手順をまとめます。

この記事で扱う範囲

  • 対象は、Google広告の標準の検索キャンペーンで、検索語句を見て除外キーワードを追加するかどうかを判断する場面です。
  • P-MAXキャンペーン、ディスプレイ広告、動画広告の除外、自動ルール、入札戦略、計測タグの実装、アカウントの権限の操作は扱いません。
  • 本文の手順、判断の区分、票の書き方は、Akatsuki編集部の実務提案です。広告の成果や費用の削減を約束するものではありません。
  • 本文に出てくる検索語句、会社、件数、日付の例はすべて説明のための架空の例です。

関連する記事との役割分担

広告から問い合わせが来ないときに、表示・クリック・ページ・送信・受付のどこで止まっているかを切り分ける全体の点検は、リスティング広告の効果がないときに、問い合わせまでのどこを直すかを決める点検手順で扱っています。費用が日予算を超えたときの確認はGoogle広告が日予算を超えたときの確認手順、計測の数と受付の数が合わないときはGA4の問い合わせコンバージョンが受付件数と合わないときに確かめる順番が受け持ちます。この記事は、そうした切り分けが済み、「検索語句の中身を見直す」と決まった後の、1行ずつの判断と変更の記録に絞っています。

最初に、自社が「扱う・扱わない」を書き出す

検索語句を見る前に、自社の条件を短く書き出します。語句の印象だけで判断すると、「無料」「安い」「自分で」といった言葉を一律に悪い語と決めつけやすくなるからです。同じ語句でも、扱う商材や対象者によって、残すべきか除外すべきかは変わります。

【編集部の提案】次の5つを、A4の紙1枚か表計算の1シートにまとめます。

項目書くこと記入例(架空の工務店)
商材広告で案内している商品・サービス戸建ての外壁塗装と屋根の修理
対象者誰からの依頼を受けるか戸建ての持ち主。集合住宅の管理組合は別の窓口
地域対応する地域と、条件付きで対応する地域本社のある市と隣の2市。その外は現地確認の可否を相談
価格の考え方価格をどう案内しているか現地調査の後に見積もり。調査と見積もりは無料
提供できない条件はっきり断っている依頼塗料や材料だけの販売、新築工事、求職の相談

この表は、検索語句を判断するときの物差しになります。表の「提供できない条件」に当たる語句は除外の候補になりやすく、「価格の考え方」に「無料」が含まれている会社では、「無料」を含む語句を一律に除外すると、実際に案内している無料の見積もりを探す人まで止めてしまいます。

書き出しで迷う点は、そのまま「不明」と書く

条件が社内で決まっていないことがあります。たとえば「隣の県から依頼が来たら受けるのか」が、担当者によって違う場合です。その場合は推測で埋めず、「不明・確認先は営業責任者」と書きます。判断の物差しが不明なままの語句は、後の手順で「保留」に置き、条件が決まってから判断します。

設定したキーワードと、実際の検索語句は別のもの

【公式情報】検索語句は利用者が入力した語句、キーワードは広告主が広告グループに設定する語句と区別されています。検索語句レポートには広告の表示につながった語句が載りますが、検索の少ない語句はプライバシーの基準により表示されない場合があり、マッチタイプの列は設定したキーワードとの一致の仕方を示すと説明されています(出典1)。

つまり、管理画面に「外壁塗装」と登録していても、実際に広告が出たのは「外壁塗装 求人」「外壁 塗料 通販」のような語句かもしれません。判断の対象は、登録したキーワードではなく、この実際の検索語句です。

見えない語句を、0件や推測で埋めない

一覧に出てこない語句について、「出ていないから0件だった」と書いたり、「たぶんこういう語句で出ていたはずだ」と架空の語句を足したりしないでください。【編集部の提案】点検の記録には、「一覧に表示された語句だけを判断した。表示されない語句があり得る」と1行書いておきます。こうしておくと、後で合計の数字が合わなくても、読み違えずに済みます。

レポートの「マッチタイプ」と、除外キーワードの「マッチタイプ」は別の話

レポートのマッチタイプの列は、検索語句と設定キーワードの関係を見るものです。後の章で扱う「除外キーワードのマッチタイプ」は、除外したい文字列をどこまで広く止めるかの設定で、別のものです。担当者との会話で「マッチタイプ」という言葉が出たら、どちらの話かを確かめてから進めます。

数字をそろえる:同じ条件で写し、受付の確認と分ける

検索語句を判断するとき、多くの人はクリック数、費用、コンバージョン数を見ます。ただ、条件のそろっていない数字を並べると、判断を誤ります。【編集部の提案】一覧を書き写す前に、次の条件を一行で記録します。

  1. 対象のキャンペーン(標準の検索キャンペーン名)。複数のキャンペーンを混ぜない
  2. 期間(開始日と終了日)。前回と比べる場合は同じ日数にする
  3. 端末や地域の絞り込みをかけたかどうか
  4. 書き出した日時と、書き出した人
  5. コンバージョン列が何を数えているか(問い合わせの送信か、電話のボタンのタップか、資料請求か)

費用・クリック・コンバージョンは、意味が違う

数字何を表すか読み違えやすい点
表示回数広告が表示された回数多いだけでは良し悪しが決まらない
クリック数広告が押された回数押されても受付に届いたとは限らない
費用その語句で使われた広告費費用が多い語句ほど悪いわけではない
コンバージョン計測で数えた行動何を数えているかで意味が変わる。最近の分は後から増えることがある
受付の確認社内の台帳で確かめた相談広告の管理画面には自動では出てこない

電話・来店・後日の商談は、受付の台帳と照らす

フォームの送信は計測で数えやすい一方で、電話の相談、来店の予約、後日の商談は、広告の数字に残らないことがあります。【編集部の提案】受付の台帳に「どの広告・どの語句から来たか」が分かる欄がある場合だけ、その結果を検索語句の判断に使います。分からない場合は、次の節の「紐付けできない」として扱い、コンバージョン0件を「その語句から相談が来ていない」とは読み替えません。台帳とGA4の数え方がそもそも合わない場合は、検索語句の判断より先に、計測の点検を済ませます。

「0件」「未確認」「紐付けできない」を書き分ける

「この語句から有効な相談は確認できていない」という一文には、実は3つの違う意味が混ざりやすくなります。【編集部の提案】判断票では、次の3つを別の言葉で書きます。

書き方意味架空の例判断への使い方
実測で0件語句と受付を結び付ける記録があり、期間内に有効な相談が1件もなかった台帳に広告の語句の欄があり、9月18日〜10月15日に「外壁塗装 求人」からの依頼の相談は0件条件表の対象外と合わせて、Bの根拠の一つにできる
未確認記録はあるが、まだ誰も確かめていない営業の台帳に語句の欄があるが、照合する時間が取れていないCにして、確かめる担当と期限を書く
紐付けできない語句と受付を結び付ける記録がそもそもない電話の相談で、どの検索から来たかを聞いていない0件とは書かない。条件表だけで判断できる行以外はC

とくに大切なのは、「紐付けできない」を「実測で0件」と書かないことです。電話が多い会社では、検索語句の一覧ではコンバージョン0件でも、実際にはその語句から電話の相談が来ているかもしれません。反対に、Bの根拠になるのは、まず「自社の条件表で扱っていないことがはっきりしている」という事実です。受付の0件は、その事実を補う材料であって、0件だけでBにはしません。

数字をつなげて足さない

広告のコンバージョン、GA4の問い合わせ、受付で「有効」と判断した相談、Search Consoleのクリックは、それぞれ数え方が違います。【編集部の提案】これらを1つの表で足したり、行ごとに結び付けたりしません。並べるときは列を分け、「出どころ」の欄を付けます。

1行ずつ判断する順番と、A・B・C・Dの4つの状態

ここからが本題です。【編集部の提案】検索語句の一覧の1行ごとに、次の4つの順番で確かめます。

  1. 自社の条件表の「商材・対象者・地域・提供できない条件」に照らして、明らかに対象外か
  2. その語句について、受付の台帳で何が分かるか(実測で0件・未確認・紐付けできない)
  3. 数字は判断できるだけの量があるか。計測に欠けはないか
  4. 語句の問題ではなく、広告文・ページ・受付の側に問題がないか

確かめた結果、1行に次の4つのうち1つだけの主な状態を付けます。Bになった行だけ、その後に除外する文字列・マッチタイプ・範囲を決め、承認を取ってから設定へ進みます。

状態意味次の作業
A 残す自社の条件に合い、届けたい人の検索と考えられる除外しない
B 除外候補自社の条件表で扱っていないことがはっきりしている除外する文字列・マッチタイプ・範囲を決め、承認を取ってから設定する
C 保留判断に必要な情報が足りない不足している証拠と、確かめる担当・期限を書く
D 先に別の所を直す提供している内容と目的が一致する検索だが、広告文・ページ・受付の側にずれがある除外せず、広告文・ページ・受付の担当へ回す
検索語句1行を、自社の条件表、受付の台帳、数字の量と計測、広告文とページと受付の4つの順に確かめ、A残す、B除外候補、C保留、D先に別の所を直すのどれか1つに分ける流れの図。Bは承認の後に設定へ進み、Cは不足している証拠と期限を書く
図:検索語句1行を4つの状態に分ける流れ(Akatsuki編集部作成)図を拡大して見る

図の内容:検索語句の1行を、自社の条件表、受付の台帳、数字の量と計測、広告文・ページ・受付の4つの順に確かめ、A残す・B除外候補・C保留・D先に別の所を直すのどれか1つだけを付けます。Bは承認の後に設定へ進み、Cは不足している証拠と期限を書きます。コンバージョン0件だけでは除外しません。

主な状態は1つに決め、理由と次の担当を書く

1行に「Bかもしれないし、Cかもしれない」と2つの状態を付けると、誰も動けなくなります。迷ったら C 保留にし、何が分かればBかAに動かせるのかを書きます。

【編集部の提案】どの状態でも、次の4つを必ず書きます。

  • 理由:自社の条件表のどの項目に照らしたか、台帳で何を確かめたか
  • 次の担当:誰が次に手を動かすか(社内の広告担当、営業、代理店など)
  • 期限:いつまでに次の作業をするか
  • 不足している証拠:Cのときは必須。AやBでも、確かめられなかったことがあれば書く

D は「除外しない」という判断でもある

D に置くのは、見積もりや工事の依頼など、自社が提供している内容と目的が一致すると確かめられた語句です。たとえば架空の工務店で「屋根 カバー工法 見積もり」という検索に広告が出ていて、実際にカバー工法も請け負っているのに、広告文は塗装のことだけ、ページにもカバー工法の説明がない、という場合です。この語句を除外すると、依頼につながる検索を自分で止めることになります。D は、除外で隠すより先に、届いた人に合う説明を用意するための状態です。

一方、「雨漏り 自分で 直す」のように、依頼の前段なのか、最後まで自分で直すつもりなのかが分からない語句は、D ではなく C に置きます。自分で直すための材料の販売など、扱わないことがはっきりしている目的なら B です。D に入れる条件は「提供と一致する目的が確かめられたこと」で、ページを直せば何でも受け止められる、という意味ではありません。

迷いやすい12の語句の型と、判断が変わる条件

【編集部の提案】次の表は、除外するかどうか迷いやすい語句の型を12にまとめたものです。語句の例はすべて架空で、最初の状態案は一つの目安にすぎません。同じ語句でも、商材・対象者・地域によって判断が変わることを、右の列で示しています。

語句の型架空の例除外したくなる理由判断が変わる条件最初の状態案
求人・採用外壁塗装 求人働き口を探す人に見える採用広告を別に出している場合も、依頼のキャンペーンとは分けて考えるB
自作・自分で雨漏り 自分で 直す依頼しない人に見える自分で試して難しかった人が依頼に切り替える業種もあるC
無料外壁 診断 無料費用を払わない人に見える無料の診断や相談を実際に提供しているなら、対象の検索になり得るC
価格・相場屋根 修理 相場安さだけを探す人に見える高額な工事では、相場を調べることが依頼前の自然な一歩になるA または C
比較・おすすめ外壁塗装 業者 おすすめ比べているだけに見える依頼先を探す目的なら提供と一致する。ページに比べるための材料がなければ DD
競合の名前架空の会社名 評判別の会社を探す人に見える自社の方針と広告のポリシーの確認が先。権利の判断は社内の担当や専門家に任せるC
対象外の地域外壁塗装 遠方の市名対応できない地域に見える条件付きで訪問する地域や、来店で受けられる場合があるC
部品・材料外壁 塗料 通販物だけを買う人に見える材料の販売をしていない会社では対象外になりやすいB
資格・講座塗装 資格 講座学ぶ人に見える講座を売る会社には中心の検索になるB(講座を扱わない場合)
口コミ・評判屋根修理 口コミ情報集めの段階に見える依頼の直前に評判を確かめる人も多いC
法人・個人の違い事務所 外壁 修繕対象者が違うように見える法人も受ける会社と、個人だけの会社で判断が分かれるC
別の意味の語塗装 ネイルまったく別の商品の検索自社の商材と意味が重ならないことを確かめれば、除外しやすいB

「無料」を一律に除外しない

とくに注意したいのが「無料」です。自社が無料の見積もりや無料の相談を案内しているなら、「無料 相談」「見積もり 無料」は、まさに届けたい人の検索です。「無料」という短い語を広い範囲に除外すると、こうした検索まで止まります。無料の提供があるかどうかを条件表で確かめてから判断します。

法人向けと個人向けで判断が変わる

法人向けの清掃会社にとって「個人 自宅」を含む語句は対象外になりやすい一方、個人の家も受ける会社では大切な検索です。同じ語句の型でも、対象者の線引きで結論が逆になります。

競合の名前や、権利に関わる語は断定しない

競合の会社名や商品名を含む語句を、除外するべきか、残してよいかは、自社の方針、広告のポリシー、商標などの権利の問題が関わることがあります。この記事では、その可否を判断しません。【編集部の提案】迷ったら C 保留にし、社内の責任者や、必要に応じて専門家に確かめる担当と期限を書きます。

地域外でも、来店・訪問の条件を確かめる

対応地域の外の地名を含む検索でも、「来店すれば受けられる」「出張費をいただけば訪問できる」といった条件がある会社では、一律に除外すると相談の機会を失います。地域の線引きは、条件表の「地域」の欄に戻って確かめます。

データが少ないとき、受付が後日になるとき、計測が欠けているとき

コンバージョンが0件の語句をすぐに除外しないのは、0件には複数の意味があるからです。

状態考えられること扱い
クリックが少ないたまたま相談につながっていないだけかもしれないC 保留。期間を延ばして見る
相談が後日になる検討期間が長い商材では、初回の検索から相談まで日が空く受付の台帳で確かめるまで C
電話や来店が多い計測に入らない経路で相談が来ている紐付けできないなら C
計測が欠けているタグや設定の不具合で、そもそも数えられていない計測の点検を先にする。語句の判断は止める
本当に対象外自社の条件表の対象外に当たる0件かどうかに関係なく B の検討へ

一律のクリック数や金額の基準を作らない

「クリックが何回を超えて0件なら除外」「1件あたりの費用がいくらを超えたら除外」といった一律の基準は、この記事では示しません。商材の単価、検討期間、受付の経路によって、意味のある数が大きく変わるからです。同じ理由で、設定の変更後に何日待てばよいかの一律の日数も示しません。

【編集部の提案】数の基準の代わりに、「自社の条件表に明らかに反するか」「受付の台帳で何が分かったか」という2つの問いを先に置きます。この2つで決まらない行は、数字が多くても少なくても C 保留にし、何を確かめれば決められるかを書きます。

季節の商材は、期間の置き方で0件の意味が変わる

雨漏りの修理や空調の工事のように、季節で相談が増える商材では、閑散期の4週間で0件だった語句が、繁忙期には中心の検索になることがあります。【編集部の提案】季節の商材では、判断票の「期間」の欄に「閑散期」「繁忙期」のどちらかを書き、閑散期だけの0件を理由にBへ動かしません。比べるなら、前の年の同じ時期の記録が残っているかを先に確かめます。

除外キーワードのマッチタイプと、除外する文字列

除外キーワードの一致の仕方は、ここでは公式の説明を短く押さえ、詳しい挙動の説明は公式のヘルプに譲ります。

【公式情報】除外キーワードには部分一致(初期設定)・フレーズ一致・完全一致があり、類義語や単数形・複数形は別に追加が必要、大文字と小文字・誤字脱字は自動で考慮されると説明されています(出典2)。

「検索語句」と「除外する文字列」は別の欄に書く

検索語句の一覧で見つけるのは、利用者が入力した語句全体です。一方、除外キーワードとして登録するのは、自社が決めた文字列です。この2つは同じとは限りません。【編集部の提案】判断票と変更票では、次のように欄を分けます。

  • 候補の検索語句:一覧で見つけた語句全体(例:外壁塗装 求人)
  • 除外する文字列:実際に登録する文字列(例:外壁塗装 求人)
  • マッチタイプ:部分一致・フレーズ一致・完全一致のどれか

候補の検索語句が「外壁塗装 求人」でも、除外する文字列を「求人」の1語に縮めると、止まる検索の範囲は広がります。たとえば、自社で採用の広告を同じアカウントで出している場合、その広告にも関わる可能性があります。文字列を縮める、マッチタイプを変えるといった変更は、元の判断とは別の判断として判断票に1行を足し、改めて承認を取ります。

実務での読み方

【編集部の提案】次の3点を押さえておきます。

  • 止めたい言い換えがあれば、元の語句とは別の行として判断票に載せ、1行ずつ判断します。
  • 一般に、除外する文字列が短いほど、またマッチタイプの条件がゆるいほど、止まる検索は広がります。「無料」「自分で」のような短い語ほど、残したい検索を巻き込んでいないかを確かめます。
  • 日本語の語句が、実際にどこで区切られて一致するかは、この記事では予測しません。設定前に対象の語句を担当者と読み合わせ、設定後に検索語句の一覧で実際の変化を見ます。

適用する範囲:広告グループ・キャンペーン・共有リスト・アカウント単位

同じ除外キーワードでも、どこに入れるかで影響の大きさが変わります。4つの入れ先は、単純な入れ子ではありません。共有のリストは適用したキャンペーンに効き、アカウント単位の設定とは別の経路で重なることがあります。

【公式情報】アカウント単位の除外は、対象となる検索などの広告枠に自動で適用されます(出典2)。

入れる場所効く所向いている場面気を付けること
広告グループその広告グループ同じキャンペーン内のほかの広告グループでは残したい語記録に広告グループ名を書く
キャンペーンそのキャンペーンそのキャンペーンの商材では明らかに対象外の語同じキャンペーン内に、その語を必要とする広告グループがないか
共有のリストリストを適用したキャンペーン複数のキャンペーンで共通して対象外の語適用先の一覧を確かめる。後から適用先を足すとそこにも効く
アカウント単位対象となる広告枠会社として扱わないことが確定している語影響が広い。リストとは別に設定を確かめる
除外キーワードを入れる4つの場所を、広告グループ、キャンペーン、共有のリスト、アカウント単位の4枚の並んだカードで示した図。共有のリストは適用したキャンペーンに効き、アカウント単位とは別の経路で重なることがあるため、リストの適用先とアカウント単位の設定を別々に確かめるという注記がある
図:除外キーワードを入れる4つの場所(Akatsuki編集部作成)図を拡大して見る

図の内容:広告グループ、キャンペーン、共有のリスト、アカウント単位の4つを、入れ子ではなく並んだカードとして示しています。共有のリストの適用先とアカウント単位の設定は別々に確かめ、必要な最小の場所を選び、広い場所ほど承認する人の立場を上げます。

「全体に入れておけば安全」ではない

除外キーワードは、広く入れるほど安全に見えますが、実際は逆のことがあります。アカウント単位に「無料」を入れた後で、無料相談を案内する新しいキャンペーンを作ると、そのキャンペーンの大事な検索まで止まります。【編集部の提案】最初は、問題の語句が出た広告グループかキャンペーンに入れ、ほかでも同じ問題が確認できてから、範囲を広げるかを判断します。範囲を広げるのも、元の判断とは別の判断として判断票に書き、承認を取り直します。

範囲ごとに承認する人を決める

【編集部の提案】範囲が広いほど、承認する人の立場を上げます。たとえば、広告グループ単位は社内の広告担当、キャンペーン単位は広告担当と営業の責任者、共有のリストやアカウント単位は事業の責任者、といった分け方です。具体的に誰が承認するかは、社内の決まりや代理店との契約で決めてください。

追加の前に確かめる:重複・ほかの変更・状況の変化

除外キーワードを追加する前に、すでにある設定とぶつからないかを確かめます。

  1. 既存の設定との重複:同じ文字列がすでにリストやキャンペーンに入っていないか。重複していれば追加は不要で、なぜ今も検索語句に出ているのか(範囲やマッチタイプの違い)を確かめるほうが先です。
  2. 別の商材への影響:同じアカウントで別の商材の広告を出している場合、その商材ではその語が大事でないか。
  3. 同じ語を残しているほかの広告グループ:意図して残している広告グループがあれば、キャンペーン単位で入れるとそちらも止まります。
  4. ほかの人の変更との重なり:代理店や別の担当者が、同じ時期に入札やキーワードを変えていないか。

変更前の控えを残す

【公式情報】除外キーワードは、管理画面で絞り込み・編集・削除・ダウンロードができると説明されています(出典4)。

【編集部の提案】変更の前に、対象の範囲の除外キーワードの一覧を控え、日付・対象の範囲・書き出した人を書いて、社内の決まった保存場所に置きます。後で「元に戻す」ときのよりどころは、この変更前の控え、変更票、変更後の実際の設定の照合の3つです。どれか1つが欠けると、何を戻せばよいかの判断が難しくなります。

担当不在・同時の変更・古いリスト・新しい商材・季節の終わり

日々の運用では、判断票を作った時点とは状況が変わることがあります。【編集部の提案】次の5つの場面では、いったん手を止めて再判断します。

場面起きやすいこと再判断の手順作業を止める条件
承認する人が不在急ぎだからと、担当者だけの判断で広い範囲に入れてしまう承認済みの範囲の中だけで作業し、範囲を広げる案は判断票に残して待つ承認の範囲を超える変更が必要なとき
別の人が同じ時期に変更代理店が入札を、社内が除外を同じ週に変え、結果を読み分けられない変更の予定を1つの表に集め、同じキャンペーンの変更は日をずらす誰が何を変えたかが確かめられないとき
古い共有リスト理由の分からない除外が、新しいキャンペーンにも適用されるリストの中身と適用先を書き出し、理由の分からない語を判断票に1行ずつ載せる中身を確かめないまま、新しいキャンペーンへ適用しようとしたとき
新しい商材を始める以前「扱わない」とした語が、新しい商材では中心の検索になる広告を始める前に、条件表を書き直し、既存の除外と照らす新しい商材に必要な語が除外に入っていると分かったとき
季節の終わり閑散期に入り、検索語句の一覧が大きく変わる繁忙期に作った判断を見直す日を決め、閑散期だけの数字で新しいBを作らない閑散期の0件だけを根拠にした除外の案が出たとき

「作業を止める条件」に当たったら、変更の操作をせず、判断票の該当の行を C 保留に戻し、何が分かれば再開できるかを書きます。

検索語句の一覧から除外キーワードを追加するときの要点

【公式情報】検索語句レポートで語句を選んで[除外キーワードとして追加]を選び、追加先を広告グループ・キャンペーン・除外キーワードのリストから選べます。この方法で検索キャンペーンに追加した除外キーワードは、初期設定で完全一致になると説明されています(出典3)。

2つの「初期設定」を混同しない

ここで混乱しやすいのが、2つの初期設定です。検索語句の一覧から追加するときは完全一致が初期設定と案内されている一方(出典3)、前の章で見た除外キーワード全般の初期設定はこれと違います。どちらの経路で追加したかによって、同じ文字列でも止まる範囲が変わります。【編集部の提案】変更票の「マッチタイプ」の欄には、意図したタイプと、保存した後に画面で見たタイプの両方を書きます。

保存する前に確かめる5つのこと

【編集部の提案】[保存]を押す前に、次の5点を確かめます。

  1. 除外する文字列は、承認を取った文字列と同じか(候補の検索語句から勝手に縮めていないか)
  2. マッチタイプは、意図したものになっているか
  3. 追加先(広告グループ・キャンペーン・リスト)は、承認を取った範囲と同じか
  4. その文字列を入れる理由は、判断票の理由と一致しているか
  5. A 残すに分けた語句のうち、この除外で止まりそうなものはないか

画面と権限は、操作する人がその場で確かめる

管理画面の表示や項目の名前は、更新されることがあります。また、操作できる範囲はアカウントの権限によって違います。この記事の手順は要点の整理であり、読んだ方が操作を終えたことを示すものではありません。【編集部の提案】実際に操作する担当者が、その時点の画面と自分の権限を確かめてから進めてください。

変更の後に、実際の設定を照らし合わせる

除外キーワードを保存したら、その日のうちに、実際の設定を確かめます。判断票で B と決めた後の状態を、次の4つに分けて記録します。

状態確かめること記録の例
1 承認済み誰が、どの文字列・マッチタイプ・範囲を承認したか承認:広告担当、10/16
2 追加済み担当者が保存の操作をした追加:10/16 15時ごろ
3 設定を確認済み対象の範囲の除外キーワードの一覧に、意図した文字列とマッチタイプで載っている一覧で確認:10/16
4 検索語句で確認見直しの日に、同じ条件の一覧でその語句の表示が減ったか未確認(10/23に見る)

この4つは別々の状態です。「承認した」「追加の操作をした」を「設定が終わった」と書かないでください。追加の操作をしたつもりでも、別の広告グループに入っていた、マッチタイプが意図と違っていた、ということは起こり得ます。

変更の前に元の一覧を控え、判断票でBと決めた後を、1承認、2追加の操作、3設定の一覧での確認、4見直しの日の検索語句での確認、の4つの別々の状態として上から順に並べた図。それぞれに日付と担当を書き、前の状態を次の状態の完了と書かない。明らかな誤除外は見直しの日を待たずに担当へ確認するという注記がある
図:判断の後の4つの状態を別々に記録する流れ(Akatsuki編集部作成)図を拡大して見る

図の内容:変更の前に元の一覧を控え、判断票でBと決めた後を、承認・追加の操作・設定の一覧での確認・見直しの日の検索語句での確認の4つに分けて、それぞれに日付と担当を書きます。明らかな誤除外は見直しの日を待たずに担当へ確認し、承認の範囲の中で当該の変更だけを戻します。

反映までの時間や、配信の結果は約束しない

除外キーワードを入れた後、その語句の表示がいつ消えるか、広告の配信や問い合わせがどう変わるかは、この記事では約束できません。【編集部の提案】見直しの日を決めておき、その日に同じ条件で一覧を見て、変化があったかどうかを書きます。変化がなければ、文字列・範囲・マッチタイプが意図どおりかを確かめ直します。

見直しの日を待たずに確かめること

見直しの日は、効果を落ち着いて判断するための日で、異常を見つけても待つための日ではありません。【編集部の提案】次のことに気付いたら、その日のうちに担当へ確認します。

  • 設定の一覧で、承認と違う文字列・マッチタイプ・範囲で入っていた
  • A 残すに分けた語句の表示や、受付への相談が急に減った
  • 新しいキャンペーンや別の商材に、意図せず除外が効いていると分かった

確認の結果、承認した変更と違う設定や、明らかな誤除外だと分かった場合は、承認の範囲の中で、その当該の変更だけを戻します。

戻すときの判断と、戻す範囲

除外した後に、問い合わせが減った、残したい検索が止まったようだ、と気付くことがあります。

【編集部の提案】戻すかどうかは、変更票に書いた「戻す条件」に照らして判断します。条件の例は、「この除外の後、残したい語句(A)の表示が明らかに減った」「受付の台帳で、除外した語に近い言葉の有効な相談が確認された」などです。前の章のとおり、明らかな誤除外は見直しの日を待ちません。

戻すのは、記録した当該の変更だけ

戻すときは、その日に追加した文字列だけを、追加した範囲から外します。【編集部の提案】次のことはしません。

  • 既存の除外キーワードのリストを丸ごと削除する
  • 理由の分からない古い除外キーワードを、ついでに外す
  • 同じ日に入札や広告文も変えて「仕切り直す」

古い除外キーワードに見直したいものがあれば、別の行として判断票に載せ、同じ手順で判断します。

戻しても、元に戻るとは限らない

除外を外しても、広告の配信や問い合わせが変更前と同じ状態に戻るとは限りません。その間に季節、競合の広告、自社の価格や営業日など、ほかの条件も動いているからです。戻した日と理由を変更票に書き、戻した後の見直しの日も決めておきます。

代理店や担当者とのやり取りの文例

代理店や社内の別の担当者に作業を頼むときは、口頭ではなく、判断の理由と範囲が残る文面にします。以下はすべて架空の文例です。権限や作業の範囲、費用の扱いは、自社の契約と社内の決まりに合わせてください。

除外の依頼文

「検索語句の一覧(対象:外壁塗装の検索キャンペーン、期間:9月18日〜10月15日、書き出し:10月16日)のうち、判断票の5番『外壁塗装 求人』をB 除外候補としました。理由は、当社が求職の相談を受けていないためです。除外する文字列は検索語句と同じ『外壁塗装 求人』、マッチタイプはフレーズ一致、範囲は外壁塗装の検索キャンペーンだけでお願いします。『求人』の1語に縮めることや、ほかのキャンペーンへの追加はしないでください。作業の前に、同じ文字列がすでに入っていないかの確認もお願いします。」

承認の文

「判断票の5番について、除外する文字列『外壁塗装 求人』、フレーズ一致、外壁塗装の検索キャンペーンだけへの追加を承認します。ほかのキャンペーン、共有のリスト、アカウント単位には入れないでください。追加の後、除外キーワードの一覧の画面で確かめた日と内容を返信してください。」

保留の依頼文

「判断票の8番『外壁塗装 補助金』は、制度について当社が案内できるかが確認できていないため、C 保留にします。除外はしないでください。営業責任者が10月21日までに確認し、結果を判断票に書きます。」

誤って除外したかもしれないときの確認文

「以前の担当者が追加した除外キーワード『無料』(キャンペーン単位。追加した日は記録で確認中)について、当社は無料の見積もりを案内しているため、無料の見積もりを探す検索も止まっている可能性があります。追加した範囲とマッチタイプを一覧の画面で確かめ、結果を教えてください。外すかどうかは、確認の結果を見てから判断します。既存のリストのほかの語には触れないでください。」

文面に入れないもの

依頼文や判断票には、相談をくれたお客様の名前、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を書きません。アカウントのパスワードや認証のコードも書きません。受付の台帳の結果を伝えるときは、「有効な相談1件」のように件数と分類だけを書きます。

4つの架空の業態で見る判断

ここでは、業態によって同じ型の語句の判断が変わる様子を、架空の4社で見ます。会社も語句も実在のものではありません。

架空のケース1:住宅の外壁と屋根の工事

条件:戸建ての外壁塗装と屋根の修理。本社の市と隣の2市が対象。現地調査と見積もりは無料。

  • 「外壁塗装 見積もり 無料」→ A 残す。無料の見積もりを実際に案内しているため。
  • 「外壁 塗料 通販」→ B 除外候補。塗料だけの販売はしていない。範囲はキャンペーン、承認は広告担当。
  • 例外:「屋根 雨漏り 自分で」は、応急処置を調べた後に依頼する人がいるため、C 保留。受付の台帳で「自分で試した後の相談」があるかを営業が確かめる。

架空のケース2:法人向けの事務所清掃

条件:事務所と店舗の定期清掃。個人の家の清掃は受けていない。

  • 「事務所 清掃 定期 見積もり」→ A 残す。
  • 「家 掃除 業者 一人暮らし」→ B 除外候補。個人の家は対象外。
  • 例外:「店舗 清掃 個人経営」は、個人経営の店舗も法人と同じ契約で受けているため A。「個人」という語だけで除外しない。

架空のケース3:有料の講座

条件:社会人向けの有料の講座。無料の体験授業は行っていない。

  • 「講座 無料 動画」→ B 除外候補。無料の提供がないため。
  • 「講座 口コミ」→ C 保留。申し込み前に評判を確かめる人もいるため、受付の台帳で問い合わせの言葉を確かめる。
  • 例外:「講座 資格 取り方」は、講座の主な目的が資格の取得なら A。別の業態では除外候補だった「資格」が、ここでは中心の検索になる。

架空のケース4:予約制の店舗

条件:予約制の美容の店舗。来店のみで、出張はしていない。

  • 「市名 美容 予約」→ A 残す。
  • 「遠方の市名 美容 予約」→ C 保留。遠方からでも来店する人がいるかを、予約の記録で確かめる。
  • 例外:予約の記録にどの検索から来たかを残していない場合は「紐付けできない」として扱い、コンバージョン0件を理由に地域の語句を除外しない。

4つのケースに共通すること

どのケースでも、判断の起点は語句の印象ではなく、条件表と受付の台帳でした。同じ「無料」「資格」「個人」「地域名」が、業態によってAにもBにもなります。

仮の12行で見る、状態と作業の進み具合の分け方

次は、架空の工務店(ケース1)の検索語句12行を判断した後の一覧です。

番号検索語句(架空)主な状態理由作業の進み具合
1外壁塗装 見積もり 市名A 残す条件に合い、台帳に有効な相談あり対応なし
2屋根 修理 雨漏り 市名A 残す条件に合う対応なし
3外壁 塗り替え 時期A 残す台帳に同じ言葉の相談あり対応なし
4外壁塗装 費用 30坪A 残す見積もりの前に費用を調べる人が多い対応なし
5外壁塗装 求人B 除外候補求職の相談は受けていない承認済み・設定を確認済み
6外壁 塗料 通販B 除外候補塗料の販売はしていない承認済み・設定は未確認(5番の見直しの後に追加)
7外壁 塗料 スプレー 通販B 除外候補塗料の販売はしていない。6番の文字列で止まるかを確かめてから別に登録するかを決める未承認(10/20に確認)
8外壁塗装 補助金C 保留制度を案内できるか不明営業が10/21までに確認
9外壁塗装 遠方の市名C 保留出張の条件が社内で未決定責任者が10/21までに決める
10屋根修理 口コミC 保留クリックが少なく、台帳は未確認期間を延ばして11/13に見る
11外壁塗装 業者 おすすめD 先に別の所依頼先を探す検索だが、ページに比べるための材料がないページの担当へ(10/23まで)
12屋根 カバー工法 見積もりD 先に別の所請け負っているが、広告文とページに説明がない広告文の担当へ(10/23まで)

状態と進み具合を混ぜない

この一覧を集計すると、主な状態は A が4行、B が3行、C が3行、D が2行で、合計12行です。B の3行の作業の進み具合は、承認済みが2行、未承認が1行です。承認済みの2行のうち、設定を一覧で確認済みが1行、未確認が1行です。

【編集部の提案】報告では、この2つの軸を分けて書きます。「除外候補が3行」は「除外が3行終わった」ではありません。また、除外候補の数や除外した数は、それ自体が成果ではありません。成果を見るのは、後の章の見直しの日です。

数字の列を勝手につなげない

この判断票に、広告のコンバージョン、受付の有効な相談、Search Consoleのクリックを1列ずつ足して合計したくなるかもしれません。しかし、数え方の違う数字を行ごとに結び付けると、読み違えの元になります。【編集部の提案】受付の台帳で確かめた結果は「理由」の欄に言葉で書き、件数を広告の数字と足し合わせません。

7日後と28日後の見直し方

除外キーワードを入れた後は、見直しの日を2回決めておきます。【編集部の提案】たとえば10月16日に変更した場合、7日後の10月23日と、28日後の11月13日です。ただし、前の章のとおり、明らかな誤除外や設定の取り違えは、見直しの日を待たずに担当へ確認します。

7日後:反映と不具合を確かめる

7日後は、効果を判定する日ではありません。次のことを確かめます。

  • 設定の一覧に、意図した文字列・マッチタイプ・範囲で載っているか
  • 検索語句の一覧で、除外した語句の表示が減ったか(同じ条件で見る)
  • A 残すに分けた語句の表示が、急に消えていないか
  • 受付で「最近、問い合わせが急に減った」といった声がないか

28日後:変更前と同じ条件で比べる

28日後は、変更前の28日間と、変更後の28日間を、同じキャンペーン・同じ絞り込みで比べます。見るのは費用だけではありません。

項目見ること注意
除外した語句への費用減ったか需要の変化やほかの設定、営業の条件でも減る。費用の減少だけでは設定の影響も事業上の改善も確定しない
A 残すの語句の表示とクリック減っていないか減っていれば、除外の巻き込みを疑い、設定を照合する
受付の有効な相談の件数台帳で数える広告の数字と足さない
受付の質対象外の相談が減ったか件数が少ないと偶然の差が大きい
ほかの変化価格、休業日、季節、競合の動き変化があれば、比べる期間の注記に書く

費用が減っただけで「成功」としない

除外した語句への費用が減っても、それだけでは設定の影響とも、事業にとっての改善とも決められません。検索の需要そのものが減った、別の設定が変わった、営業日が少なかった、といった理由で費用が減る場合もあります。【編集部の提案】設定が意図どおりかは「設定の一覧との照合」で、効果は「条件をそろえた観測」で、と分けて確かめます。費用の変化と、受付の有効な相談の変化を並べて書き、どちらか一方だけで判断しません。

因果は言い切らない

変更の後に問い合わせが増えても減っても、除外が原因だとは言い切れません。同じ期間に価格の改定、休業、季節の変化があれば、その影響が混ざります。比べられるほかのキャンペーンや、変更していない広告グループがあれば、参考として並べます。判断に迷う場合は「原因は保留」と書き、次の見直しの日を決めます。

登録不要の20項目点検表と、判断票・変更票

ここまでの手順を、20項目の点検表にまとめました。登録やダウンロードは不要で、この表をそのまま書き写して使えます。

番号区分点検すること確かめる資料結果
1自社の条件商材・対象者・地域・価格・提供できない条件を書き出した条件表
2自社の条件社内で決まっていない条件を「不明」と書き、確認先を決めた条件表
3数字対象のキャンペーン・期間・絞り込み・書き出した日を記録した判断票の冒頭
4数字コンバージョン列が何を数えているかを確かめた計測の設定
5数字一覧に表示されない語句があり得ることを記録した判断票の冒頭
6受付受付の確かめ方を「実測で0件・未確認・紐付けできない」で書き分けた受付の台帳
7判断1行ごとに主な状態をA・B・C・Dの1つだけ付けた判断票
8判断どの行にも理由・次の担当・期限を書いた判断票
9判断Cの行に不足している証拠を書いた判断票
10判断コンバージョン0件だけを理由にBにした行がない判断票
11判断「無料」「自分で」など短い語の巻き込みを確かめた判断票と条件表
12設定前候補の検索語句と除外する文字列を別の欄に書いた変更票
13設定前文字列・マッチタイプ・範囲を決め、範囲に応じた人が承認した変更票
14設定前既存の設定との重複、ほかの商材、ほかの人の変更を確かめた除外キーワードの一覧
15設定前変更前の除外キーワードの一覧を控えた控えのファイル
16設定後一覧の画面で、文字列・マッチタイプ・範囲が承認どおりかを確かめた除外キーワードの一覧
17設定後承認・追加・設定の確認・検索語句での確認を別々に記録した変更票
18見直し7日後と28日後の見直しの日と、待たずに確かめる異常を決めた変更票
19見直し戻す条件を変更の前に書いた変更票
20記録判断票・依頼文に個人情報やパスワードを書いていない判断票と依頼文

検索語句の判断票(空欄)

項目記入欄
検索語句
対象のキャンペーン・期間
受付の確かめ方(実測で0件・未確認・紐付けできない)
主な状態(A・B・C・Dの1つ)
理由
不足している証拠
次の担当
期限

除外キーワードの変更票(空欄)

項目記入欄
候補の検索語句
除外する文字列
マッチタイプ(意図・保存後の画面)
範囲(広告グループ・キャンペーン・共有のリスト・アカウント単位)
承認した人と日付、承認した内容
変更前の控えの保存場所
追加の操作をした人と日付
設定の一覧で確かめた日と結果
検索語句で変化を確かめた日と結果
戻す条件

記入例:5つの点を1件の変更票でそろえる

変更票でいちばん大切なのは、「候補の検索語句」「除外する文字列」「マッチタイプ」「範囲」「承認」の5つが、依頼文・承認の文・実際の設定とすべて同じになっていることです。どれか1つでもずれると、承認した内容と違う設定が入ります。

項目記入例
候補の検索語句外壁塗装 求人
除外する文字列外壁塗装 求人(候補の検索語句と同じ。「求人」の1語には縮めない)
マッチタイプ意図:フレーズ一致。保存後の画面:フレーズ一致
範囲外壁塗装の検索キャンペーンのみ
承認した人と日付、承認した内容社内の広告担当、10月16日。上の文字列・マッチタイプ・範囲を承認
変更前の控えの保存場所社内の共有フォルダーの広告の記録
追加の操作をした人と日付代理店の担当者、10月16日
設定の一覧で確かめた日と結果10月16日、承認どおりの文字列・マッチタイプ・範囲で載っている
検索語句で変化を確かめた日と結果未確認(10月23日に見る)
戻す条件受付の台帳で、この文字列を含む検索からの有効な依頼の相談が確認されたとき

この例で、後から「『求人』の1語にしたほうが早い」という案が出た場合は、この変更票を書き換えず、判断票に新しい行を作って、止まる範囲が広がることを含めて判断し、改めて承認を取ります。

判断票や変更票、GA4の設定、ページのURLには、お客様の名前や連絡先などの個人情報、アカウントの認証の情報を入れないでください。

検索語句と広告の改善判断を相談したいとき

AkatsukiのWEB広告運用の支援では、広告・ページ・フォーム・計測を一つの流れで点検し、止まっている場所から直します。

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最初の1週間の進め方

【編集部の提案】初めて検索語句を判断する場合、次の順で1週間を使います。日付は、架空の工務店が10月16日に最初の1つを変更する場合の例です。担当は社内の決まりに合わせて置き換えてください。

日すること担当の例
10月16日 午前自社の条件表を書き、検索語句の一覧を同じ条件で書き出し、判断票でA・B・C・Dに分ける広告担当と営業
10月16日 午後B の行のうち、もっとも明らかな1つだけを選んで変更票を書き、承認を取り、変更前の控えを取ってから追加し、設定の一覧で確かめる広告担当・責任者・操作する担当者
10月20日未承認の B の行について、すでに入れた文字列で止まるかを確かめ、別に登録するかを決める広告担当
10月21日C の行の不足している証拠を集め、状態を更新する営業と責任者
10月23日7日後の見直し。反映と不具合を確かめ、D の行の修正の進み具合も確かめる広告担当

最初の修正は1つだけ

B の行が複数あっても、最初の週に入れる除外は1つに絞ります。複数の除外を同じ日に入れると、もし残したい検索が止まったとき、どの除外が原因かを分けられません。1つ目の見直しが済んでから、次の行に進みます。28日後の11月13日の見直しで、最初の変更を続けるか、戻すか、範囲を変えるかを判断します。範囲を変える場合は、新しい判断として承認を取り直します。

よくある質問と、今日の一手

検索語句は、どのくらいの頻度で見ればよいですか

決まった頻度の目安は示しません。【編集部の提案】最初は、変更の見直しの日(7日後と28日後)に合わせて見るのが始めやすい方法です。新しいキャンペーンや新しい商材を始めた直後、季節の変わり目は、間を空けずに見ます。

除外キーワードは多いほどよいですか

多ければよいわけではありません。入れるほど広告が表示される範囲は狭まり、残したい検索を巻き込む機会も増えます。数ではなく、1つずつの理由・文字列・範囲で判断します。

除外したのに、同じ検索語句がまだ一覧に出ます

【編集部の提案】最初に、見ている一覧の期間に変更前の日が入っていないか、設定を保存した日時より後の期間だけを見ているかを確かめます。変更前の日に表示された行は、その後も一覧に残るため、それだけで設定の失敗とは判断しません。そのうえで、変更票の「除外する文字列」「マッチタイプ」「範囲」と、実際の設定の一覧を照らし合わせます。文字列が検索語句と違う、マッチタイプが意図と違う、別のキャンペーンに入れていた、といった取り違えがないかを確かめます。取り違えがなければ、見直しの日まで同じ条件で様子を見て、変化がなければ担当へ確認します。

代理店がすでに除外を入れています。全部見直すべきですか

一度に全部を見直す必要はありません。【編集部の提案】まず変更前の控えを取り、問い合わせに関わりそうな語から1行ずつ判断票に載せます。リストを丸ごと削除するのは避けてください。

今日の一手:自己点検票と、優先する3つのこと

この記事の点検表と判断票は、登録なしでそのまま使える自己点検の道具です。今日から始めるなら、次の3つを優先します。

  1. 自社の条件表(商材・対象者・地域・価格・提供できない条件)を1枚書く
  2. 検索語句の一覧を同じ条件で書き出し、上位10行に A・B・C・D の主な状態を1つずつ付ける
  3. B の行から1つだけを選び、候補の検索語句・除外する文字列・マッチタイプ・範囲・戻す条件を変更票に書いてから、承認を取る

今日やること

  1. 自社の商材・対象者・地域・価格の考え方・提供できない条件を1枚の条件表に書き、決まっていない条件は「不明」と確認先を書く
  2. 標準の検索キャンペーンの検索語句の一覧を、同じ期間・同じ絞り込みで書き出し、上位10行にA・B・C・Dの主な状態を1つずつ付ける
  3. Bの行から1つだけを選び、候補の検索語句・除外する文字列・マッチタイプ・範囲・戻す条件を変更票に書いて承認を取り、変更前の一覧を控えてから追加する

出典・編集方針

  • この記事の手順、条件表、A・B・C・Dの4つの状態、12の語句の型、受付の書き分け、入れ先ごとの承認、再判断の場面、変更後の4つの状態、戻す範囲、文例、見直し、20項目の点検表、判断票、変更票は、Akatsuki編集部の実務提案です。特定の会社で効果を測った結果ではなく、広告の配信、費用の削減、問い合わせの増加を約束するものではありません。
  • 検索語句、4つのケース、12行の判断票、本文の日付と担当、文例は、説明のために作った架空の例です。実在の会社の数字や事例ではなく、業種の平均的な数字や目安でもありません。
  • 冒頭の写真風の画像は生成AIで作成したイメージで、実在の会社や実際の画面ではありません。本文中の図版3点は、Akatsuki編集部が文字と図形で作成した説明図です。
  • 本文の「出典1」などの番号は下の一次情報の番号に対応し、内容は確認日の時点のものです。各ページの更新日は取得できていません。管理画面や案内は更新されることがあり、実際に操作するときは、その時点の案内と自社の画面・権限を確かめてください。

一次情報(外部サイト)

記事の作り方と訂正の方針は編集方針にまとめています。

執筆

Akatsuki編集部 株式会社Akatsukiの編集担当です。店舗集客、広告・Web改善、AI活用について、判断に役立つ考え方と確認項目を届けます。

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20項目の点検表と判断票で確かめても、検索語句の判断や除外の範囲を社内で決めきれない点が残った場合は、点検表の結果をお手元に置いたうえで、Web広告運用のご相談ページから状況をお知らせください。問い合わせをくれたお客様の名前や連絡先などの個人情報、アカウントのパスワードや認証の情報は送らないでください。